当初、ネットでの受発注を目的としましたがおもうようにはいかず、
また、価格の叩き合いとなりつつあることに疑問を感じ、
個々の企業のアイデンティティー(「何ができるのか」)を再び見つめ直しました。
現在、参加者は製造業に関わる企業から専門家、大学等の研究機関を含め150人に及び、
3300通(2002年11月1日現在)にも及ぶメーリングリストにてモノづくりのビジョンを活発にぶつけ合っています。

1996年12月 : S-VIP開設
1997年春 : 大規模な受注が来るが・・・
1997年夏 : 大手企業に売り込みするが・・・
1997年9月頃 : メーリングリスト開設
1997年〜 : 頻繁に勉強会を開催
1997年〜 : ぞくぞくと自社ホームページ公開
1998年〜1999年 : 通産省にプロジェクト認定
1998年〜2000年 : TVで活動が紹介される (詳細
2001年1月 : 「ドラゴンバレー構想」発表
2001年11月 : 第1回価値づくり発表会&交流懇親会
2002年3月6日 : NHKニュース10で本サイトが紹介されました。
2002年4月 : 産業スケルトン放映開始
2002年7月12日 : 第2回価値づくり発表会&交流懇親会
S-VIPの進む先・・・

>>> メディア情報
マスコミに紹介された
掲載記事一覧です。
◆1996年12月 : S-VIP開設

1996年12月、ネット上での新規受注や、精密工業などが集積する諏訪地域の技術力を全世界にアピールする目的でホームページを開設。

http://shinshu.online.co.jp/business/s_vip/

当初、地元製造業10社が参加し、インターネット上に「諏訪バーチャル工業団地(S-VIP)を形成。

「インターネット受注研究会」 としての会議や勉強会を数回重ね、ネット上に議事録を発表しました。

【設立目的】
インターネットを利用して企業、地域として受注を増やす、受ける。
ひいては製造業の活性化につながる。
取引先に自分の会社をアピールすることはもちろんだが、蓄積したノウハウを公開することにより全国に諏訪の製造業をアピールできる。
きっと相乗効果が生まれるだろう。
諏訪でもっと大きな「団地」を作ろう。
全国にも「団地」のノウハウを公開しいっぱい作ってもらおう。
インターネットの利用のいろいろなノウハウや技術がこれからを進める中で蓄積できるだろう。
(バーチャル工業団地には、いろいろな技術やノウハウが必要)
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■1997年春 : 大規模な受注が来るが・・・

ホームページを見た企業から仕事の話が舞い込みました。
しかし、この話は当時のS-VIP参加企業10社では対応できない大規模なもので、残念なことに断らざるを得ませんでした。

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◆1997年夏 : 大手企業に売り込みするが・・・
当時、大手企業が資材・部品等のネット調達を始めた時期でした。S-VIPもネット受注が大いに期待されていましたが、あまり伸びませんでした。
また、諏訪地域や企業系列の既存の関係を飛び越えて、いきなりネット上で関係を築くことの難しさを知ることにもなります。

大手企業へ売り込みに行った際、そこで問われたのは『われわれも』できることではなく、『われわれができることは何かということでした。

個々の企業の特性や商品力などを突き詰めて、『諏訪の製造業はこういうことができるんだ』というコアな技術と、それを相手に的確に伝えるコミュニケーション能力に欠けていたことに気付かされ、「自分のコアとなるものの自覚と表現力の必要性」を実感しました。

つまり、ネットを公開するだけで即受注に結びつくのではなく、「情報交換を活発にし、自社の技術を磨き、アイデンティティーの確立を図り、コミュニケーション能力を高めること」が、重要と考え、S-VIPを会員企業同士の情報交換の場へと方向変換しました。
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◆1997年9月頃 : メーリングリスト開設

会員企業同士が個々の技術や経営などの情報を議論しあったり、提供できる場として、メーリングリストを開設しました。今までの情報の囲い込みではなく、お互いに共有することで、自社技術の磨き上げとハイテク技術の応用に力を入れるようになります。
開設当初35名でしたが、今では約150名(2001年現在)まで会員が増え、メールも2700通を超えました。
メーリングリスト上で、「こんな部品を探しています」「こういうものを作りたいんだけど」などの仕事関係の情報や、勉強会・講演会・助成金の情報、新しいビジネスに繋がりそうなネタ、など現在に至るまで活発にやり取りされています。

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◆1997年〜 : 頻繁に勉強会を開催

メーリングリストだけではなく、実際に会ってお互い切磋琢磨しあう、勉強会も開催されました。
「マグネシウム」「微細加工」「品質工学」などが初期の勉強会のテーマ。
勉強会が進む中で、共同開発の道を探ったり、アイデアを出し合い、現在では精密加工技術と情報技術を組み合わせた医療機器の開発など、プロジェクトが多数立ち上がっています。

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◆1997年〜 : ぞくぞくと自社ホームページ公開

メーリングリストや勉強会での情報交換を受けて、自社ホームページを立ち上げる経営者がぞくぞくと増えはじめました。
技術紹介、製品紹介、設備紹介など、製造業にもホームページは不可欠となり、各社がアイデンティティーを表現し始めます。
製品に関する英語のホームページを立ち上げたところ、今まで取り引きのなかった海外からの新規受注を受ける企業も出始めます。

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◆1998年〜1999年 : 通産省にプロジェクト認定
「インターネット受発注実証実験プロジェクト98」
「インターネット高度利用研究会プロジェクト99」
として、通産省が定めるコーディネート支援事業に2年連続認定されました。
以後、支援事業を離れても、岡谷市とインターネット高度利用研究会が主催し、
「eものづくり@岡谷2000」「eものづくり@岡谷2001」が開催されており、 ネットで『モノづくり』をする実験が進められ、S-VIP参加企業中50社が研究発表しています。
http://www.lcv.ne.jp/~okayasi/
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◆1998年〜2000年 : TVで活動が紹介される (詳細)

諏訪地域の町工場がLCVの高速回線を使うことで、ネット上でのCADデータのやり取りや、ネット上のテレビ電話での打ち合わせなどで、時間と距離の短縮となり、納期が早まるなどの事例が紹介されました。

ネットワークで変わる社会 「家庭にコンピュータ新時代」(TBS編、1998)
NHK教育「視点・論点」  「バーチャル工業団地」(NHK、1999)
ビジネスWave #69  「FOCUS ビジネス最前線 ネットを活かせ!町工場」(スカイパーフェクTV、2000)

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◆2001年1月 : 「ドラゴンバレー構想」発表
「ドラゴンバレー構想」ページへ
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◆2001年11月 : 第1回価値づくり発表会&交流懇親会
新しい技術やものづくりやサービス、など様々なプロジェクトを持ち、これから社会にアピールし、役にたったり販売したり、押し出していこうと考えている企業、個人、、、 そういうプロジェクトを支援している企業や個人、行政の方々、、 など、様々な分野の方々が62名集まってくださいました。
内容的にも複数の企業、個人からプレゼンテーションしていただり、 地域産業を支える支援業務事業についてもいくつか興味深い話をしていただき、懇親会も賑やかでした。
「価値づくり発表会」ページへ
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2002年3月6日 : NHKニュース10で本サイトが紹介されました。
 
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2002年4月 : 産業スケルトン放映開始
地元CATV(LCV)と諏訪地域の技術、製品、企業、人にスポットをあてた番組作りに取り組む。
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◆2001年11月 : 第2回価値づくり発表会&交流懇親会
2001年後半から2002年にかけて発足したプロジェクトや実績、地域産業を支える支援事業についてなどが報告された。60名以上が参加し、会場からはするどい質問や意見などが寄せられ懇親会も賑やかに行われた。
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◆S-VIPの進む先・・・
「ホームページを開設していれば受注が来る」という神話の時代は過去のものとなりました。
これからは、「わが社では何ができるか」「ネットワークを駆使しどんなことができるか」と皆考えています。
インターネットで世界は広がったと言えますが、地元のネットワークの底力を活かし、新たな価値創造やプロジェクトが数々発足しています。
また、勝者と敗者の関係ではなく、お互いが勝者となる「共生」という関係を大切に考えています。
今後も、「モノづくりの新たな価値」や「世界に貢献できるビジョン」を明確にしつつ、活動を展開していきます。
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「モノシティ」は、コミュニケーション・コラボレーションツールとして誕生した
日本初の参加型「ものづくりサイト」です。
http://www.monocity.jp/
諏訪バーチャル工業団地への参加申し込み先 : info@svip.ne.jp
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