諏訪バーチャル工業団地(Suwa Virtual Industrial Park)

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●S-VIPの理念
  諏訪バーチャル工業団地の目標と理念と未来、2つのプラットフォーム宣言です。

S-VIPの理念
 

「ものが売れない」「作るものがない」「日本ではもういるものと作るものがない」
・・・ というのは本当でしょうか?
本当は必要なものや必要とされているものが、
生み出せないだけではないでしょうか?

残念なことに今、日本では
新しい価値や豊かさ、ものやサービス、を生み出せなくなっていたり、
どっちが勝つとどっちがかが負ける、これが繰り返されて
買いたたきのパワーゲームや凹ましあいばかりが目立っています。

地域間で見ても、限られたパイを奪いあい、どこかの地域で仕事をとれば、
どこかの仕事がなくなる、、こういったことを際限なく繰り返している現状があります。

デフレになったりするのもそんなところに原因があるとも思います。

しかし、
社会や産業が必要としているニーズは本来多様で深いものであって、
人々が必要とするものやサービスはまだまだ無尽蔵にあるはずです。

本来日本のものづくりの技術や到達点はそのようなものづくりや
サービスの実現を可能にする力を持っています。

私たち諏訪バーチャル工業団地はそんな現状のなかから
以下のようなことをビジョンとして持つようになりました。

・持たれあったり寄りかかっているのではなく、
 自分や地域のコアやアイデンティティーを持ち、自立すること。
・人と違うことを目指し、新しい価値や豊かさ・なかったものを生み出すこと。
・自分だけで出来なかったら、仲間と組んでそれぞれのコアをつないで、
  新しい価値を生み出すこと、それも連続的に。
・みんながそれで競争に勝てること、儲けること
・へこましあいの競争ではなく、 価値を生み出していく競争であること。

日本には技術進化や良いものをどんどん安く作る世界的にも優れた「工業集積」があります。
様々なネットワークが存在し、例えば開発型異業種交流や受注の仕組みや企業間ネットワークや企業グループや業界などを構成しています。

我々はこれに情報技術を付加していくことによって、新しい価値やものづくりサービ スがどんどん生み出されていくことができる、新しい工業集積の仕組みを作ることが必要だと考えています。

いずれこういうものが集積された地域のブランド化も必要な時代になると考え
様々な試行を繰り返しています。

これからのS-VIPにご期待ください。

2つのプラットフォームの構築
 

1996年の諏訪バーチャル工業団地設立以来、私たちは、技術をどう結び合わせて価値をつくっていくかというコンテクスト(文脈)やビジョン(志)づくりを行ってきました。

私たちはそれまでの経験と得られた知識をもとに、日本の産業を再び活力あるものとするため、2つの産業プラットフォームを構築することを提案・実践していきます。

◆◆◆ 2つのプラットフォームとは? ◆◆◆

(1)新たな産業集積を生み出すためのプラットフォーム
 

地域や業界の中に存在する既存の情報ネットワークを核とするプラットフォームです。

地場産業としてモノづくりの歴史と経験が詰まっている現実の産業集積を中心に、相互の知恵を出し合いながら、地域経済の活性化に貢献していこうとするものです。

産業集積の部分は、過去もこれからも「いいモノ」をつくるために非常に重要な働きをしています。これにインターネットを中心とした情報技術をうまくかぶせることによって、新たな産業集積を生み出すことができるのではないでしょうか。

地域の工業集積の中で行われてきた情報の共有化などによる技術進化の仕組みを、情報ネットワークの中でさらに発展させようとする試みはまだ十分には行われていません。この新たなプラットフォームが、地域や産業での情報ネットワークとして活躍&発展していくことを期待しています。

新S-VIP(本サイト)とドラゴンバレー構想で実践していきます!


(2)作り手と使い手が結びつくプラットフォーム
 

作り手(デマンダー)と使い手(リアライザー)が直接つながって、ものづくりの多様性を駆動していく新たな可能性を持つプラットフォームです。

作り手と使い手が集まりコミュニケートし、協力して「ものづくり」や「価値づくり」そして、「つながりづくり」をするための「プラットフォーム」とも言えます。

作り手と使い手の「共同作業場」を提供し、リアライザーとデマンダーがコミュニケーションし、協力してモノづくりや価値づくり、繋がりづくりをしていきます。

モノコラ宣言(一部抜粋)

情報技術はものづくりの実感を再び取り戻し、社会や人とのつながりを結び直す道具でもあります。
あくまで人が主人公であり、情報技術やものづくりの技術は主人公の生活や社会を豊かにするためのものであるはずです。
使い手と作り手のものづくりという共同作業によって、有用な価値を創り、人と社会のつながりを深めていくという、本来当たり前のことがこれからもう一度行われる時代がやってくる、、。
そして、いずれ 「作り手と使い手が集まったプラットフォーム」そのものが新しいものづくりや価値づくり・・・産業の創造に関わっていく。
巨大でなおかつ深い可能性をもつ「新たな市場」が、作り手の側と使い手の側のお互いの進化のなかでできあがっていく。
そんな時代がもうすでに目の前に来ているのではないか。 私たちはそう考えました。
有用な価値を創り出すことを目標に、多くの人々が一緒に集まり作業する場所、それが「モノコラ」です。

モノコラで実践していきます!

S-VIPの未来
 

2つの産業プラットフォームを、人のネットワークと電子のネットワークを縦横に駆使しながら、実効あるものとして構築していくためには、様々な分野や地域における人々の熱意ビジョン真摯な行動が必要になります。

これら2つのプラットフォームは、単独で存在するのではなく、それぞれが発展しながら融合し、他方の発展の可能性が他方の発展の可能性を駆動していくものであると考えています。

私たちは、これらの産業集積地を「バーチャル工業団地プラットフォーム」として有機的に結び付けることで、新しいモノづくりを可能にしていきます。


↓下記のホームページに詳細が掲載されています↓
21世紀のものづくりのための新たな産業プラットフォームの提案
http://www.2platform.org/
日本の産業活性化を目指した新産業モデル

21世紀のものづくりのための新たな産業プラットフォーム
2つの産業プラットフォームの構築に向かって



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