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機械金属加工の日拓精工は、28日、ホームページを通じて、自社開発のコンピュータ周辺機器製品レイド(商品名:ライド・ブレイド、ジェイボッド・ブレイド)が全米第2位の規模の独立系ストレージ(記憶媒体全般)メーカー・ドットヒル社からの量産受注に成功した、と発表した。
荒井社長は「細かい要求に対して、柔軟に対応できたのは、諏訪地方の技術基盤が幸いした。この成功が諏訪の平らにいい影響になってほしい。またある一定の経済効果があると思う」と喜びを話した。
同社は1999年ホームページに2U-Rack-Mount-RAIDを掲載。ドットヒル ジャパンの立花毅社長から連絡があり、ドットヒル側が評価機を購入。市場の流れから、高さ寸法である2U(88ミリ)を1U(44ミリ)に変更した。今年5月には精機商品としての採用に向け、ドットヒル仕様で量産試作10台を受注。EMI(電磁波障害)対策の認証である米国のFCC、ヨーロッパのCEを取得するため、岡谷市の県精密試験工業試験場の全面協力を得て開発を進め、浅間テクノラボで認証試験をクリアした。8月には年間1,000台の量産受注に成功した。
立花社長は「世界一位のプロバイダーから1,000台の注文を受けた。現在は二種だが、八種類のモデルを作り、予想では2,000台〜3,000台を売る見込み」と製品普及拡大の可能性に期待している。(市民新聞:
2001年9月29日より)
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